八王子市の東京造形大学附属横山記念マンズー
設計は白井晟一氏・・・なのですが、彼は基本設計のみ(こんな感じで、と指示を出しただけ)です。
やや抑えられているとはいえ、石のファザードや閉鎖的な空間は健在です。
入って正面真上の採光は松涛美術館に似ている?
左右に細長いスリットの窓が付いてます。松涛美術館は外側に窓は一つもありませんでした。
また裏側には搬入口と思われる扉が。これもに松涛美術館はない機能です。
行ったときは学生の作品展をやっていたのですが・・・
空間にマッチした精神性の高い作品が多かったのが印象的でした。
普通の卒展よりどう考えても意欲作が揃ってたように思えます。
松涛美術館といい、白井さんの作品はどう考えても目的にあってない設計なのに、実際には長持ちするというナゾのパワーがあります。基本設計のみの本作にもそれを濃厚に感じました。