ギャラリー5610(青山)の白井晟一の「原爆堂」展 新たな対話にむけて【2018年6月5日(火)〜6月30日(土)】を見てきました。
「原爆堂」は建築家白井晟一が1954年に自主計画したもので、第五福竜丸の被ばくを受けて設計されたものです。
会場には原爆堂の図面、模型などが展示されていますが・・・
分かりやすいのは7分ほどの再現動画でしょう。
模型などでは分からない内観も高度に再現されています。
個人的に面白かったのが原爆に関する美術、漫画、文学、映画をまとめた年表です。
「こんなものまで」と思えるものも多いです。
単一の、しかも計画のみの建物を扱った展覧会は異例ですが、それに反して充実した内容でした。★
インタビューで言われていた通り、他の戦争関連施設が「平和祈念」などと名乗っているのに対して本建築のみ「原爆堂」と堂々と称しているのは反原爆建築としては国内唯一の例として扱ってもいいかもしれません。しかし原爆=原子力発電所とする論理は粗雑に感じました。
建築図鑑49 変態性は薄め?「横山記念マンズー美術館」 – 博司のナンコレ美術体験2018年7月23日 10:33 PM /
[…] 設計は白井晟一氏・・・なのですが、彼は基本設計のみ(こんな感じで、と指示を出しただけ)です。 […]