パルコミュージアム(池袋)の「創刊40周年記念 ムー展」【2018/10/12(金)~2018/10/29(月)】を見てきました。
オカルト専門誌ムーの40周年を記念した展覧会です。展示はまず40年分の表紙コレクションから。
イラストレーター生賴範義氏が表紙を担当した第一号の巨大モデル。
背表紙も再現していてたりしてムダにハイクオリティです。
この第一号の中身も紹介されていました。安っぽいフィギュアにしか見えない宇宙人が非常に牧歌的です。
一方でなんとあの手塚治虫氏が寄稿してたり・・・
現在もファンが多い中岡俊哉氏の記事・・・
銀河帝国の膨張・・・スターウォーズや銀河英雄伝説じゃないんだから・・・
取材企画もあり。第一号から現在の骨子はできていたようです。
ムーは元々は雑誌「高2コース」の記事を独立させて成立させた雑誌。その後記事を本格化し大人も読める雑誌にすることで部数を伸ばしました。
にしてもオカルトブームに乗っただけの雑誌がこんなに続くとは・・・
続くコーナーではムーの歴代の特集をジャンル(?)ごとに分類。
UFOの特集では、その呼び方を徹底解説。
メンバーによって出たりでなかったり・・・UFOってかなり気難しいですね(;^ω^)
UMAやオーパーツはかなりアーティスティックです。
しかしやはりムーといえば人類滅亡。右上の「とにかく、人類は滅亡する!」がすべてを物語ってます。
とにかく色んな機会をとらえて滅亡させようと企んでるようです。
実物展示もありました。ビッグフットの足型とのことですが、僕には荒川修作氏のセメント棺桶シリーズに見えます。
他面白かったのが図書コーナー。
バックナンバーが全部そろってる!と思いきやこれは単なる背表紙のカラーコピー。こういうナゾの努力もムーらしい?
とはいえ本棚の上の方は本物で、自由に閲覧可能です。
ムーが広く市民権を得て、皆に愛させていることを感じさせます。
このあとの寄稿コーナーではタレントや漫画家などが文と絵を寄せていました。
それなりに面白い展示でしたが、あのムーの展覧会という割には作り込みが足りないような・・・
いっそ全部ノストラダムス展とかぶっこんだほうが良かったかも★