新宿タカシマヤの「富田 菜摘展 真夏の夜の夢」【2018年8月1日(水)→13日(月)】を見てきました。
富田 菜摘さんは以前のギャルリー東京ユマニテの展示では全く違う作品を展示していましたが、今回は本来(?)の廃材を用いた動物彫刻の展示です。「夜」がテーマになっているだけに会場はコウモリが乱舞してます。
以前の展示でもネーミングが特徴的でしたが、今回も作品には楽しい名前が付いています。
コウモリの胴体はもっとも多用されている空き缶、脚はフォークになっています。
特に空き缶はかなりマニアックな銘柄も使われているみたいで多彩です。
コウモリに続いて多数展示されているのがトビネズミのシリーズ。顔や胴体はコウモリに似てますが、尻尾が「そそぎ口洗いブラシ」になっているのが特徴です。
止まり木とセットで作られているフクロウ。
羽根が王冠で表現されているのが特徴です。カラフルな目もおしゃれです。
羽根にはフライ返しも使われれています。
一連の作品の中でもカラフルでオシャレなカメレオン。
鼻の造形が特徴的です。
ジャバラ状の造形が楽しいです。
こちらは尻尾が泡だて器のようになっています。
ちゃんと子供がお腹に入ってます。
インパクト抜群のライオン。
タイヤ、鍋、電球など様々な廃材を駆使して作られています。
同胎内の電球は光ります。
たてがみも竹細工やメジャーなど複数の素材を駆使しています。
一口に廃材と言っても簡単に手に入るものを多彩に使っており、アイデアが光ります。夜をテーマにした動物という空間構成も面白いです。★★