群馬県立館林美術館の「アート遊覧紀行 自然と人間をめぐって」【2018年4月28日(土)~ 6月24日(日)】を見てきました。
建物は長い廊下に三日月形の彫刻展示室が付くというかなり変わった形状。
館林美術館といえばフランソワ・ポンポンの「シロクマ」が有名です。このいかにも日本人好みの「カワイイ」彫刻もたくさん展示されていましたが、それ以外の作品も充実していました。
同じ彫刻作品では三輪途道さんの不思議な作品がありました。壁にひっかけて飾るそうです。
永井さんの動物擬人化シリーズ(?)。キース・ヘリングのようなポップな色使いとポーズが楽しい作品です。
先日高崎で個展もあった鶴岡さんの作品。これもカワイイに属しそうですが、ビルと建物の境界が大胆にぼかされており、さらに人体自体も二重像に見える複雑な作品です。
小瀬村さんの動く絵画。チームラボが大衆、大型化していしまったのに対してこちらは初期にあった日本的な静謐さを保ってる気がします。
最後の部屋にあった戸谷さんの大型作品。有名な森シリーズの一つです。作品の配置は特に指示はなく、学芸員さんが自由に決めているそうです。
コレクション展だけあってよく知らない作家さんの作品も多く、予想外に楽しめました。美術館の空間の構成も面白いです。★
「アート遊覧紀行 自然と人間をめぐって」
会期 | 2018年4月28日(土)~ 6月24日(日) |
時間 | 午前9時30分~午後5時 ※入館は午後4時30分まで |
休館日 | 月曜日(ただし4月30日は開館) |
★★建築図鑑41 意外と合理的?「群馬県立館林美術館」 – 博司のナンコレ美術体験2018年6月29日 5:21 PM /
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