2018年10月17日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★★首都高を切り取る「コレクターズウィーク」

アートコンプレックスセンター(新宿)の「コレクターズウィーク」【2018/2/27(tue)-3/4(sun】を見てきました。

展示室全室を使った3人のコレクターの作品を紹介する展覧会です。

関野準一郎「赤坂見附」

お目当ては「続・芸術作品に見る首都高展」2017年O美術館開催の首都高展の続編です。

安部マサヒロ「高速にのる」

今年発表された新作も展示されています。特にこの作品は明暗が反転した夜の首都高がSF映画のようで非常に印象的です。黒い点で表現される街灯の灯りが金魚のせいで水泡のよう。

高田理美「どこかへ」

こちらはパステルカラーの色調が印象的な空港の風景。夜の空港は世界中どこでも非常に幻想的に感じる光景で、この作品も明暗の表現が個性的です。

菅井香織「池袋」「nagasaki 夜、山の向こう」「nagasaki 夜の灯り」

こちらはもっと真っ暗な光景。夜景を写真で撮るとこんな感じになることがありますが、絵画では幻想的に表現されています。

中藤毅彦「street rambler tokyo」

写真も面白い作品が多かったです。こちらはうって変わって夜景を輝く色彩で表現しています。

太田耕二「dancing rainbow」

変わり種の作品。カメラを踊らせながらレインボーブリッジを撮影したとのこと。

動画も藤本明さんの作品が一点ありました。画面を4つに分割し、上下左右に鏡像になった首都の光景が外側に向かって延々と流れていきます。

会田誠「犬」

それ以外のコレクターの作品も充実してました。青山の個展もあった会田誠さんの作品は森美術館で18禁コーナーに出てたもの。包帯の表現が異常なまでにリアルです。

あとは広重の浮世絵と同じ場所の現在の風景を組み合わせた喜千也さんの作品も面白いです。当時の観光名所に新たなランドマークが建っていたり、歴史の重層を感じさせます。

 

無料ですが、全室を使った展覧会だけあって非常に見ごたえがあります。★★


コレクターズウィーク

アートコンプレックス・センター

2018/2/27(tue)-3/4(sun)

11:00-20:00(最終日は17:00まで)

月曜休み

コメントを残す