東京都日野市の百草団地に行ってきました。
京王、多摩モノレールの高幡不動駅から徒歩圏内であるものの、かなりの丘の上にある団地で駅までは頻繁に出ているバスが利用されているようです。
団地内も商店街以外は殆ど斜面だらけなのが特徴です。
この高低差をクリアするため、通常の団地と違い、住棟間に階段が付いています。
これにより連結した左右の団地の高さも向きも自在に帰ることができるようになりました。
案内図でも折れ曲がった住棟を1棟と数えています。
しかも階段室を通って反対側に抜けることもできるように作られており、住民の回遊性にも貢献しています。
この連結した棟で高低差を設けるというのは多摩ニュータウンでも活用されました。
他に急斜面にへばりつくように建てられた団地が有名でしたが、これは閉鎖されていました。
商店街は核となるスーパーが2022年に閉店してしまい、かなり閑散気味です。現在は移動販売でしのいでいるようです。
この商店街棟は槇文彦氏が設計したそうで、言われてみれば代官山ヒルサイドテラスに似ているかも。
近くの山からは団地を含めた大パノラマを見ることができます。
オリジナリティあふれる設計でここにしかない天空の迷宮になっています。
路上にいすや机が置いているほど見晴らしもよく、非常にお勧めです。★★★
団地マニアのための住宅ガイド – 博司のナンコレ美術体験2023年1月8日 10:53 PM /
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