アートフロントギャラリー(渋谷区)の「冨安由真 – Making All Things Equal / The Sleepwalkers」【2019年 1月 11日(金) – 2月 3日 (日)】を見てきました。
冨安さんは2018年の「第21回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」展で紹介され、その後の資生堂ギャラリーの展示は行列ができるほどの人気になりました。
今回の展示は室内撮影禁止ですが、外部のショーウインドウ部分だけでも雰囲気がつかめます。
壁にはポルターガイスト現象みたいな不気味な空中浮遊の絵が掛かっています。
今回の展示ではインスタレーション以外に絵画作品のみの展示もありました。
なぜかカーテンに挟まったアゲハ蝶・・・
背表紙を後ろにした本・・・
時々弱弱しく転倒するランプなど、不穏さを感じる仕掛けがいっぱいです。
こちらがギャラリーの入り口。
見ての通り奥の木製扉を開けて室内の作品を見る形式です。
部屋の中にほぼ同じサイズの部屋を作っており、エルリッヒ以来のまた新しいタイプの展示ですね。
作品に関しては過去の 冨安さんの展示と共通する部分が多いです。
壁や天井に家具や窓が取り付けられているのが新しかったぐらいです。あと鏡が多用されていました。
ずっとこのスタイルで行くわけにはいかないので、今後の展開が楽しみですね。★