山本現代(天王洲)の宇治野宗輝 個展「ライヴズ・イン・ジャパン」【2018年3月3日(土)〜4月7日(土)】を見てきました。
宇治野宗輝さんは楽器や家電製品を組み合わせた大型彫刻を制作する作家。近年は箱根彫刻の森美術館、や横浜トリエンナーレ、森美術館などに出品し、活発に活動されてます。
特に横浜トリエンナーレの作品はこれまでにない動画と彫刻を組み合わせた大型インスタレーションで、最近は新しい試みもされているみたいです。
今回も同傾向の作品が展示されてました。まずはブラウン管テレビと作家の関わりをつづった動画作品。
物言わぬテレビにもかかわらず、威圧的になったり捨てられたりしてるのが可笑しい。確かにテレビのデザインと技術発展の歴史は家庭環境の変化をモロに反映してる気がします。
次にラジカセ4台による演劇風作品。ラジカセ同士が会話したり、カルテットを組んだりしているように見えるのも面白いです。操作パネルの配置や演出も各社個性的で、ソフトが強くなった現代では見れないハードのかっこっよさがあります。
最後は家電群によるやはりコンサート風の作品。
実物ではなく映像の展示ですが、その分自由度は上がった感じがします。上演が終わった後、ちゃんとお片付けしてる映像が流れるのも面白いです。
ハイペースで毎回飽きさせない作品を発表してくる作家さんです。今後も注目していきたい。★★
2018年3月3日(土)〜4月7日(土)
日月祝休廊
開廊時間:11:00-18:00 / 11:00-20:00(金)
★★★都市の幻想を実現する「六本木アートナイト2018」 – 博司のナンコレ美術体験2018年5月29日 6:50 AM /
[…] 最近は動画制作なども盛んに行っている宇治野さん。横浜トリエンナーレなど各地の展示でもインパクトのある作品を出品しています。 […]